現代、やめたくてもやめられない事の一つにスマホ依存がある。
電車に乗れば、対面の座席の全員がスマホをいじいじ、一列ビンゴというのも珍しい事ではない。
いこも例に漏れずスマホ依存症を自覚していた一人だった。
この記事では、スマホ依存を克服するために実際にしたたったひとつの事を紹介してみることにする。
SNS依存 -facebookを離れてみて、今思うこと。でもスマホ依存に触れているので読んでみて欲しい。
スマホ依存症に具体的な定義はあるのか?
そもそもスマホ依存症とはどのような状態の事を言うのだろうか?
スマホ依存症に具体的な定義はあるのか調べてみたが、日本においての明確な定義はまだないらしい。
以下の項目が当てはまる人は大体スマホ依存だと言ってもいいと思う。
- 一日の大部分をスマホの使用に費やすこと
- スマホの使用によりやるべきことがおろそかになること
- 過度のスマホ使用による睡眠不足や眼精疲労、ストレートネックなどの健康被害
スマホ依存チェック
アメリカではインターネット依存をはかるテストが20年前に開発されており、日本でのスマホ依存を診断される際にも用いられているという。
以下の20の質問に1. 全くない、2. まれにある、3. 時々ある、4. よくある、5.いつもある、の5つの程度で答えていき、その数字の合計点で依存度をはかるというものだ。
インターネット依存度テスト(Internet Addiction Test, IAT)
- 気がつくと思っていたより、長い時間インターネットをしていることがあるか。
- インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や役割をおろそかにすることがあるか。
- 配偶者や友人と過ごすよりも、インターネットを選ぶことがあるか。
- インターネットで新しい仲間を作ることがあるか。
- インターネットをしている時間が長いと周りの人から文句を言われたことがあるか。
- インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に支障をきたすことがあるか。
- 他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メールをチェックすることがあるか。
- インターネットのために、仕事の能率や成果が下がったことがあるか。
- 人にインターネットで何をしているのか聞かれたとき防御的になったり、隠そうとしたことがどれくらいあるか。
- 日々の生活の心配事から心をそらすためにインターネットで心を静めることがあるか。
- 気がつけば、また次のネット利用を楽しみにしていることがあるか。
- ネットのない生活は、退屈で、むなしく、詫びしいだろうと不安に思うことがあるか。
- ネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、言い返したりすることがあるか。
- 夜遅くまでネットをすることが原因で、睡眠時間が短くなっているか。
- ネットをしていないときでも、ネットのことを考えてぼんやりしたり、ネットをしているところを空想したりすることがあるか。
- ネットをしているとき「あと何分だけ」と自分で言い訳していることがあるか。
- ネットする時間や頻度を減らそうとしても、できないことがあるか。
- ネットをしている時間や頻度を、人に隠そうとすることがあるか。
- 誰かと外出するより、ネットを利用することを選ぶことがあるか。
- ネットしていないと憂鬱になったり、いらいらしたりしても、再開すると嫌な気持ちが消えてしまうことがあるか。
・20~39点 …平均的なオンラインユーザー。
・40~69点 …インターネット(スマホ)による問題あり。インターネット(スマホ)があなたの生活に与えている影響について、よく考える必要がある。
・70~100点 …インターネット(スマホ)があなたの生活に重大な問題をもたらしている。すぐに治療の必要がある。
後ほど、いこのスマホ依存対処後のビフォーアフターの点数をお伝えします!
脱スマホ依存症の究極の方法とは?
いこのスマホ依存は重度に差し掛かりそうな中程度だったと自覚している。
仕事している時以外は、誇張でもなんでもなくスマホを肌身離さず、無目的にラインを開いてみたり、Yahooニュースを見てみたり、twitterを覗いてみたりと、節操がなかった。
起きていて仕事をしていない時間の9割近くの時間をながら見だとしてもスマホをいじっていたように思う。
あるいこの一か月なんかは仕事以外はスマホゲームばかりやって旦那わさお君もあきれ顔だったこともある。
そんな自分に嫌気がさしてしょうがなかった。
さて、そんなスマホ依存。どうやったら抜け出せるのか。
方法はいろいろあるだろうが、いこがやって一番効果があったスマホ依存を克服する方法を紹介したいと思う。
それは…あなたが一番スマホで使うアプリをアンインストールしてみることだ。
いこの場合、ダントツ一番に使用していたのはラインだった。
今やラインは生活に欠かせない連絡ツールだが、便利すぎるゆえに無駄なおしゃべりも多い。
何かに集中したいときや別の事をしている時にもラインの通知音に流れを遮断される。
そして効率が悪くなる。気がそがれる。
例えばグループチャットで他愛のない世間話をしているとしよう。
いこはその世間話が現在進行中の時にどうしても参加したくなってしまうのだ。
己を律することが出来る人は、勉強中や邪魔されたくない時など通知オフにするだけで全く問題ないのかもしれない。
しかし、スマホ中毒になると何にもなくても手持無沙汰になれば何となくスマホを取り出し、ラインを見たり、Yahoo! ニュースのアプリを開いてしまうのだ。
また、その時間が短ければいいが、その流れでそのままずーーっとスマホをいじり続けてしまうのが依存症。
何となくライン開く→Yahoo! ニュース開いてネットサーフィン→暇だなぁ→ゲームでもやるか→以降限りなくループ…という最悪の悪循環。
ラインをアンインストールしてみて
ラインをアンインストールすると言っても完全に利用を辞めると言う事ではもちろんない。パソコンのみで利用するということだ。
ラインはデータをバックアップなどしない限りは端末を変えると今までやりとりしていた会話や画像がすべてなくなってしまう為、他のどのアプリをアンインストールする時よりも決断と勇気が必要だった。
しかし、スマホ依存を脱したい気持ちと、実際にラインをパソコンのみでやってみてどれだけ不便なのかも興味があり、思い切ってアンインストールの文字をタップした。
一番ハードルが高かったラインをスマホから消したことによって、他のアプリもざくざくアンインストールしていった。
twitter、yahoo! ニュース、ゲーム、その他あると便利だけどそんなに使わないアプリ全て。
twitterやyahoo! ニュースもアプリがないと開けないわけじゃないし、必要であればブラウザ経由で開けばいいだけなのだ。
アプリの方が機能的に何かと便利ではあるが、スマホの画面にアイコンがあることで日常生活を生産的に送れなくなってしまうのであれば、そんなものはない方がいい。
そう思えて、スマホの画面がシンプルになるとなんだか気持ちまですっきりした。
スマホは電話機能とSMS(ショートメール)、乗換案内、gmail、検索機能があればよいということにした。
ラインをアンインストールしてパソコンのみで使うようにしてから、最初はラインにメッセージが届いていないか気になって何度もパソコンをチェックしたりしていた。
しかし、急用ですぐに返さなければいけないようなメッセージなどはめったになく、あれだけ「スマホにラインは絶対になくてはならない」という強迫観念にも似た思い込みから目覚めることができた。
もちろん、ラインがスマホにないことで不便な事はいくつかある。
- 友人などとの約束は待ち合わせ場所や時間など事前にしっかり確認しておくことが必要。
- スマホで撮った写真データなどを共有するのがBluetoothやメールへのデータ添付になり、時間がかかったり容量が限られてめんどくさい。
今のところは以上の二つかな。
それでも慣れてしまえば問題ない。
それよりもスマホをいつでも手元に置いておかなくちゃという心理的依存がなくなったことは本当によかったと思う。
純粋にスマホに浪費していた無為な時間がまるまる戻ってきた。時は金なりじゃ。
おかげでゲームに没頭することもなくなり、生産的に時間が使えるようになった。
冒頭に紹介したインターネット依存度テストの結果、いこのアンインストール後と前のスコアの差は歴然!
アンインストール前は60点。インターネット(スマホ)による問題あり。インターネット(スマホ)があなたの生活に与えている影響について、よく考える必要がある。
アンインストール後は27点。平均的なオンラインユーザーという結果。
33点も改善できたのだ!!すごくない??効果てきめん。
まとめ
スマホで一番使うアプリを一旦アンインストールしてみるだけでもなかなかの効果があることがわかった。
アンインストールすることで普段どれだけスマホに依存しているかを自覚することが出来ると言う事が大きな意義だと思う。
これはあくまでもいこの見解と体験談なので、いこにとっては吉と出たが他の人にはどうかはわからない。
試してみるのは自己責任でやってみてね♪