シェア畑は高い?1年間利用してみた感想とおすすめする3つの理由

シェア畑は高いのか?




こんにちは。いこです。

いこ
田舎生まれの私がここ東京で畑をやることになろうとは考えてもみなかったなぁ。

今4歳になった息子が生まれて間もなく、お散歩でおうちの周りを歩いていて見つけた何やら楽しそうな空間。それがシェア畑との出会いでした。

その時は一人になる時間などなくて、とっても魅力的なサービス内容に惹かれつつも泣く泣くあきらめた。そして時は経ち、去年の秋口。ついに私はシェア畑を始めることにしたのです。

今回の記事ではシェア畑を一年使ってみて思った魅力や体験談などをお話ししたいと思います。

シェア畑の利用料金と規約

シェア畑を利用してみたいなとホームページを調べてみて、利用料金の高さに最初は正直少し驚いた。

その地域と区画の大きさ(ウネの数や平米数)で利用料金は変わってくる。私の通う練馬区内の農園はシェア畑の中では安くもなく高くもないくらいの値段設定のよう。土地代が高い世田谷エリアなんかはなかなか私には手が出ない値段感。

契約してから最初の1年は年間契約となり、1年に満たずに解約すると違約金が発生する。1年目以降は3か月前に解約を申し出れば好きなタイミングで辞められる。

まずは1年、やってみることにした。

確かに利用料金は少し高い。けれども私だけじゃなく、家族みんなでできるアクティビティとなるなら、そして子達の食育になるならそれは有意義なお金の使い方になるんじゃないかと思い、思い切って契約することにした。

見学に行くほどではないけどサービスを知りたいという方は資料請求オンライン説明会を受けることも可能。

シェア畑のサービス内容について詳しく知りたい方は以下の記事も見てみてください♪

シェア畑のサービス内容について徹底調査してみた!

シェア畑のサービス内容について徹底調査してみた!

2022.10.17

シェア畑に行く頻度。毎日行かなきゃだめなの??

初心者にとってはどのくらい畑に通ってお世話するのかという知識からして皆無。

イメージ的には毎日か少なくとも2~3日に一回は行かなきゃいけないのかと思っていた。

シェア畑の説明会を受けて週に一度畑に行けば野菜は育つと聞き、子育て家事仕事に忙しいいこにも出来るかもしれないと思った。

でも実際に休みの日に必ず晴れているわけじゃないし、畑よりもやらなきゃいけなことがある日もある。というか大体そんな日ばかり。

夏場は週1頑張って行こうと努力したが、無理な時もある。オプションサービスなんかもあるが、ただでさえ利用料がなかなかの値段なのでオプションを利用するという選択肢はいこにはなかった。

シェア畑を借りようと思った時に、自転車で10分ほどの最寄りの農園は空きがなく、自転車で25分弱の農園を借りることになった。通い続けられるか、途中でしんどくならないかは少し心配だったが、案外長距離で自転車に乗ることが少ない日常の中でぼんやりしながら自転車を走らせるのは気持ちがよかったし良い気分転換になった。

自転車を30分近く走らせることには特に苦を感じなかったが、ある程度まとまった時間がないとなかなか行けないというか気が向かないというのは正直なところだった。

無農薬野菜を栽培するなら【シェア畑】

シェア畑に幼児2人と通うということ

最初のウネ立て、土づくりの日。私は当時3歳になりたてと2歳間近の子を2人張り切って連れて行った。

最初こそ物珍しそうに道具を持ったりしていたが、ものの10分で飽き…笑

作業時間がどのくらいになるのかの目安がわからなかった私は一番最初の一番時間を要する土づくりに連れて行ってしまった。タイミング的に少し植え付けが押している時期に始めたため作業をある程度まとめてやらなきゃいけず、その日は3時間近くかかった。本当であればもう少しアドバイザーの方に聞いたりしながら丁寧にしたかったがうろちょろする幼児2人に気を配りながらの作業は厳しいものがあった。

やっと穴をあけたマルチに種や苗を植え付けるタイミングが来たときにすでに下の子は飽きに飽きていた。幸い区画のすぐそばにこどもが遊べる小さなお砂場的な土いじりスペースがあり、なんとかかんとか気を紛らわしながら上の子に種まきをさせてあげられた。

上の子は種まきをした実感があり、畑を気に掛ける様子はあったが、2歳にならない娘にはもう少し大きくなってからが良いのかなと感じた。

それからというもの、2人いっぺんに畑に連れていくことの難易度を痛感した為、休みの日早起きした娘を連れて行ったり、娘が昼寝をした隙にお兄ちゃんを連れて行ったりと交互に連れていくようにした。

今回の夏が初めての夏野菜の収穫だったが、やっぱり収穫は楽しいようでどちらも張り切ってナスやピーマンをちょきちょきしてくれる。

シェア畑は食育を考える上でプライスレス

苗や種を植えた後はよく畑のことを話し、畑の様子を気にかけます。

「苺大きくなったかなぁ?」、「おまめさんの芽は出たかなぁ」など、普段の会話の中にも出てくる。

先日はお兄ちゃんがウクレレを持ってオリジナルソングを歌ってくれました。

「ブロッコリーがどんどん畑から~育って~♪じゃがいももどんどん畑から~♪」

お兄ちゃんは保育園でもピーマンを育てているようでピーマンを食べられるように。

一年前の始めたばかりの時は、すぐに飽きてしまった妹もずいぶん話がわかるようになり、次はソラマメの種を植えるときに連れて行ってあげようと思う。

畑をはじめるまでは時々いちご狩りや収穫体験をしに行ったりはしていたけれど、積極的に収穫以外のお世話せずとも、収穫までの畑の様子を肌で感じるというのはこの都会にいるとかなり贅沢な経験のように思う。

私自身、生きていく知恵を身に着けたいと思っている。

野菜の育て方、魚の釣り方さばき方、食べられる野草・山菜の見分け方、服の繕い方など。生きていく知恵を身に着けてほしい。

そう思うとこのシェア畑での経験はきっとこの先彼らの記憶の中に残らずとも感性のエッセンスとして役立つのではないかなと、そう思っている。

シェア畑をおすすめする3つの理由

シェア畑を利用し始めて1年。やっと1年通しての畑の様子がわかった。

最初は手探りだったけど、野菜作りへの関わり方や感覚もなんとなくわかってきました。

別の記事でシェア畑とマイファームのサービス内容について徹底比較について書いた時に、シェア畑に似たサービスを提供しているマイファームについてもかなりじっくり調べたが、比較することで改めてわかったシェア畑の魅力もある。

シェア畑は高いのか?

シェア畑は高い?1年間利用してみた感想とおすすめする3つの理由

2022.10.06

そんなことも踏まえながらこの1年を通して感じているシェア畑を特におすすめする3つの理由を紹介したいと思う。

シェア畑の最大のおすすめポイント!初心者でも野菜作りが一から学べる

物価高騰や来る食糧危機に備えて野菜を育てる知識があるかないかで生存率は変わってくるのではないか?笑

そんな仰々しい話じゃなくとも野菜の育て方を学べれば、経験を経て自信がつけばもっと割安な市民農園に移って更なる高みを目指すという道も見えてくる。

菜園アドバイザーにわからないことを聞けるというのは本当に助かる。

大体教科書通りにはいかないことも多いし、イレギュラーな事態なんていくらでも起こるから。

シェア畑は食育にかなり重要な役割を果たす

先に述べたように畑での季節の移り変わりや日々育っていく野菜の姿を目で見て肌で感じ、収穫などで野菜作りに関わることで、野菜に関心を持つことができる。

特に野菜嫌いを克服させようとせずともうちの子2人は勝手に野菜を食べられるようになったのはこの1年、畑に通った成果だと断言できる。

シェア畑で育てる野菜はすべて無農薬!

これもかなり重要なポイント!子を産むまでは特に食に対してのこだわりなどなく、野菜もなんでも同じとまではいかないけど、スーパーで買ったもので特に不満はなかった。

シェア畑では有機質肥料や自然農薬を利用して野菜を育てる為、完全無農薬。

なるべく安心・安全なものを選びたいと考えるようになった今、自分で育てた新鮮な野菜は何よりもおいしくて体にしみこんでいく。

そして、嬉しいのは時々共用スペースで育てている野菜が収穫されたものがカゴに入れられ「ご自由にお取りください」とのサインと共に休憩スペースに置かれていたりすること。

この夏もじゃがいもや茄子トマトなどかなりたくさんいただきました♪

時々見学時、お土産で野菜を持たされている人も見かけるので運がよかったら何かもらえるかも!