どうもどうもいこです。久しぶりのブログです。
現在9か月になった妹と2歳1か月になったお兄ちゃんが保育園に通うようになってなかなかハードになってきたためブログがなかなか更新できずにいたが、少しの暇を見つけてぼちぼち再開していきたいと思う。
保育園に通い出した頃からお兄ちゃんが妹をいじめるようになってしまった。
現在進行中でまだまだ続きそうな予感はするが、暴力を防止するための試行錯誤について書き記しておこうと思う。
同じ悩みを持つ母のヒントになれば嬉しい。
目次
事の発端
いこは東京在住。待機児童がかなり減ってきたというニュースをどこかで見たが保活はなかなか思うようにはいかなかった。
苦労の末、妹の方が先に保育園が決まり、妹を預けてその後はお迎えに行くまでお兄ちゃんと2人で過ごし始めた頃から、妹への暴力が始まった。
ちょうど下の子もはいはいを始め、活発に動けるようになり目が離せなくなったタイミングとも重なった。
楽しそうなところ(保育園)に妹だけ行ってずるい、という言葉にならない気持ちと、目が離せなくなり、下の子にかかる時間が増えたことなどの複合的な要因によるものかな、と思っているが真相は本人にしかわからない。
悪意のある暴力
暴力が始まるまでは優しくするというわけでもなく、そこに妹が存在していることは認知しながらも特にそこまで存在を意識している感じはなかったように思う。
しかし暴力が始まってからは、わざわざ近寄って行ってまでいじわるをするようになってしまい、本当にどうしたもんかとかなり精神をすり減らした。
押し倒す、顔面を握る、口や目に指を突っ込む、髪をひっぱる、プロレス技のような感じで絡みつくなどなど、文字にして書いているだけでしんどい…。
顔面に傷が出来、血を出したことも一度や二度ではない。
下の子が男の子であれば、ここまで神経をすり減らさなかったかもしれない。
でも相手は女の子。自分より小さく、弱い存在に対して無慈悲なまでの暴力を加えられるその感覚が理解できず、どう対応しても改善しない状況が辛かった。つ?
また、妹の通う保育園の先生達が傷の出来た顔を心配しいつもお兄ちゃんの存在を気にかけてくれていた。
そこでかけられた言葉がとても心に刺さった。
「しほちゃんは一番近い存在のお兄ちゃんからお友達に対しての関わり方を学ぶ。このままいくとお友達にもそういったこと(暴力)が出てきてしまうかもしれない。」
考えたこともなかったことだったが言われてみると「確かに…!!」と思い、なんとかしなくてはという気持ちがますます強くなっていった。
間違った対処法でエスカレートしてしまう。
保育園への送り迎え(別の保育園なので×2)、仕事、家事、育児という果てしないタスクの中、どうにか毎日をこなしているところにこの暴力問題が加わってくると、母いこも正気ではいられない。
特に復職直後は仕事にもまだ慣れない中マタハラ案件が発生し、母の心の空模様は嵐そのものだった。
そんな時にこの暴力を見てしまうとダメだとわかっていても、手をあげてしまう自分がいた。
もちろん最初は口で注意したり、諭すように語りかけて理解してもらおうと努力はする。しかし、執拗に繰り返すような時には最後には大雷を落としてしまう。
「暴力はダメ」と教えるのに自分が叩いてはいけないことは百も承知。でも理性でストップをかけられずに気が付くと手を上げては何度も自己嫌悪に苦しむ日々だった。
そんな対応で暴力問題が改善されるわけもなく、暴力が日に日にエスカレートしていくのが辛く、真っ黒い雲が心の中に立ち込めていた。
自分の心の在り方で対応が変わってしまうのは、こどもにとっては何が正しいことなのかわからず混乱させてしまうということも頭ではわかっていたけれど、なかなか心の安寧を保てずに復職後2週間程は家の中がピリピリしていたと、振り返って思う。
いこが手を上げることによって更に暴力的になってしまうのではないかという不安と、でもどうやったら解決できるの???のループに陥り怖い顔してたろうな。
少し光が見えてきた?解決策への糸口
復職し一か月が経ち、やっと仕事にも慣れ怒涛の日々のリズムも身体に馴染んできた今現在、未だに暴力問題が解決したわけではないが少し光が見えてきたように思う。
母の精神状態はかなり関係している
何よりも母の精神の安定、これに尽きると思う。
暴力問題が起きてからピリピリしていたが、ある日ストンと「これもいつまでも続くことじゃない。そんなに大ごとに捉えなくてもいいんだ。」という気持ちに突然なれた。何がきっかけということもない、突然の悟りだった。
復職し始まった新しい環境に慣れて心に余裕が生まれたことも大きかったのかもしれない。マタハラ案件が少し解決に向かったこともある。
とにかく、母がどんと構えている事が大前提。
「大切だよ」というメッセージをたくさん伝える
暴力の原因はわからないけれど、お兄ちゃんにとっては正当な理由があるのかもしれない。
母を取られたと思う気持ちからなのか、自分の領域を侵されたと思う気持ちからなのか。
自我が芽生えて、自分なりの考えが生まれて、形は良くないにしろ成長の証であり過程なんだろう。
そんな風に捉えられれば少しはこちらも我慢強くなれるかもしれない。
とにかくたくさん言葉に出して「大好きだよ」、「愛してるよ」、「ギューしよ」と愛を伝えるようにしている。小手先だけでなくて心を込めることも大事だと思う。
「やさしさのたね」というオリジナルおとぎ話
寝る前に真っ暗な寝室で布団に寝そべりながらお話をすることにしてみた。
「昔昔あるところに、仲のいいお兄ちゃんと妹がいました。ある日2人は向こうのお山にある『やさしさのたね』を探しに冒険へ出かけました…」というような感じで。
いつも行き当たりばったりなのでストーリーの行方はいこ自身にもわからないが、とにかく『やさしさのたね』って響きがとても素敵に感じるし、暗い中で『やさしさのたね』というものの存在について思いを馳せ想像するだけでもポジティブな感情にピントが合うので良い効果が得られる気がする。
いつも序盤でいこもお兄ちゃんも寝てしまうのでこの物語がどう進んでいくのかはまだ2人ともわからない。
「やさしいきもち」というキーワードを多用
これも『やさしさのたね』に似ているけれど、「いじめない!!」と制するよりも胸に手を当てて「ここにやさしいきもちが育って来たね」と声をかける方がはるかに暴力が減る気がする。
いじわるしたり、暴力を振るってしまっても「やさしいきもちでよしよししてあげたら?」などと声をかけることによって苛立つ気持ちを抑えることが少しずつ出来るようになってきている気がする。
よしよしできたり、おもちゃを貸してあげられたら「やさしいきもちだったねー!!」と大げさに褒めてあげることで本当に心の中に優しい気持ちが育ってきているようだ。
まとめ
2歳は立派な一人の人間だなあ、としみじみ思う。
暴力がよくないことはわかっている。でも手が出てしまう。
自分の感情との折り合いの付け方をこんなに小さな頃から学んでいるんだなと思うと言葉にならない何とも言えない気持ちになる。
母はどっしりと構えて何があっても大丈夫という気持ちでいることがとても大事だなと。
母は家庭の太陽なんだよ。と自分に言い聞かせるのだ。
頑張ろう。同じ悩みを持つ母たちよ。