知る人ぞ知るクレイジー絵本作家、 長新太 にハマる




どうも。いこ です。

息子に絵本の読み聞かせをする中で、衝撃的なセンスを持つ絵本作家、長新太さんという存在を知る。

知る人ぞ知る長新太さんがいかにぶっ飛んでいるか、いこを瞬く間に虜にしてしまった魅力を紹介したいと思う。

絵本の読み聞かせをきっかけに魅惑の世界を知る事に

息子が生まれて早5ヵ月が経とうとしている。

まだ世に出て半年も経たない人間が、笑ったり泣いたりと忙しくしながら目覚ましい成長を遂げる様を目の当たりにして、いろいろと気付かされることも多い。

いこも新米母一年生として、毎日勉強の日々だ。

人の話をしっかりと聞ける理解力のある子に育って欲しい、という気持ちもあり、3ヵ月半頃から絵本の読み聞かせを始めた。

まだ言葉も理解できないけど、絵や色、読み聞かせの声や音の刺激は知育的な観点からも成長にも何かしらいいはず、と期待を込めた親心。

近場の図書館に向かい、絵本を借りてみることに。

絵本と言えども幅広し。

大人になってずいぶん経つ。絵本が大好きだった時代もあったはずだけど、勝手を忘れてしまった。

いざ、絵本を選ぼうとすると膨大な数の中からどれを選んでいいのかがわからない。

絵本もピンきりで乳幼児向けのものから小学生向けまで幅広い。

なるべく絵がシンプルで、文字の少ないものを選んで数冊借りて帰った。

いざ、読み聞かせ。

息子のコンディションや、絵本そのものとの相性によって反応するもの、しないもの様々。

反応がいいものは、より絵がシンプル、より色がはっきりしているもののようだ。

反応を見ながら、いこ自身も絵本の読み聞かせを楽しんでいる。

今まで、自分の読書記録として利用していたアプリを息子の絵本読み聞かせ記録用に用途変更し、借りた本を記録していくことに。

たまたま長新太さんが絵を描き、他の方が文章を担当している作品、「ねむる」を記録していた時、他の読者の感想をたまたま読んだ。

その時に「長さんのいつものクレイジーさはないが、よい作品だった」というような感想を見て、いこの変な人センサーが反応したのだ。

そんなこんなで長新太さんの他の作品に興味を持った。

そのアプリには作家さんごとの作品とレビューが見れるようになっていて、レビュー数が多く、かつタイトルにパンチのあった「ゴムあたまぽんたろう」と他数冊借りてみることにした。

借りてきた夜、息子に読み聞かせる前に旦那とタイトルのセンスを褒め称えながら中身を読んでみた。

すると、そこには35年間知らなかった最高のクレイジーワールドが広がっていたのだ!

ナンセンスの神様と謳われている長新太の破壊力

絵は独特の油絵調で、べったりこってりな感じ。

空は青い、とかそういう既成概念は皆無の自由でのびのびした色づかいと物語。

大人になると、良くも悪くもこの世界の秩序を知ってしまう。

それをハンマーで叩き潰してくれる圧倒的な破壊力があるのだ。

なんだか感動さえ覚えてしまう。

旦那わさお君とゴムあたまぽんたろうを爆笑しながら、次はどうなる?次はどうなるんだ!?とわくわくしながらページをめくる。

突如として予想しない終わり方で「えええぇぇーっ?まじかよ!」と突っ込んでしまう。

長新太ワールドに免疫のない大人二人は完全に置いてけぼりをくらってしまった。

が、しかし、いこはもう既に次に図書館に行くときは長新太さんの本、いっぱい借りてやろう!と決意していた。

もはや息子が好きだろうが好きじゃなかろうが関係ない。

いこ自身があっという間にファンになっていたのだ。

それからというもの、図書館に行くのが楽しみでならない。

まだまだ深い長新太ワールドがあるはず。

全て網羅しようと心に決めているのだ。

今一番のお気に入りは「そよそよとかぜがふいている」だ。

是非読んでみてほしい。