長男はるとの入眠儀式になっていた哺乳瓶でのミルク。
ミルクがちょうど切れたタイミングで卒業を試みるが…。
スプーン練習、トイトレ、そして哺乳瓶卒業。
あれもこれもまだまだ道のりは長そうだ。
1週間前から哺乳瓶卒業へ向けての準備
2人目妊娠と共に9ヶ月頃に卒乳し、その代わりにお布団で寝転び、ミルクを飲みながら寝落ちするという感じで寝ていた。
卒乳の時は特におっぱいに執着なくすんなりと哺乳瓶に移行出来たので、哺乳瓶卒業も苦労するとは思っていなかった。
哺乳瓶卒業の一週間程前からXデーに備えて準備をしていた。
ミルクを作るときにミルク缶の中身を見せながら、「これがなくなったら(哺乳瓶)卒業だからね。ないないするんだよ。」と伝え、缶の中身がなくなったら最後だよ、と何度も何度も話して聞かせた。
すべての言葉を理解していなくとも何かミルクや哺乳瓶に関することを言っていて、何かがおしまい、さいごになるんだとわかってくれるように。
そもそも哺乳瓶はいつまでつかうものなのか。個人差があるだろうけど、うちのはるとは先日受けた一歳半健診で身長は曲線真ん中、体重は曲線の上目、つまりちょっぴり太めの男の子なのだ。カウプ指数は17.6。普通の範疇ではあれど栄養満点食いしんボーイ。
公園で出会った1歳8ヶ月の男の子よりも太めで体格がよかった。
ご飯も既に茶色系の食べ物大好き。ミルクを飲む必要はもうなさそうだし。
そして、ついに哺乳瓶卒業の日を迎えたが…
昨日が哺乳瓶卒業の日、あれだけ言い聞かせただけあって寝る前にミルクをねだることもなく、その代わりになのかお茶が入ったマグをずっと離さず心なしかいつもよりも飲む量が多い。ミルクがもらえないことを理解しているように見える。
さすが、いこの子。言い聞かせてきたことをしっかり理解している。これで無事、哺乳瓶も卒業か。
後は目下のスプーン練習の継続と、これから始まるトイトレだな。
と、思いきや寝室で寝しなにグズり始める…。
なんとかこのまま泣き疲れて寝てくれないか、という気持ちでトントンしながら落ち着くのを待つが、一向に落ち着く気配がない。
仕方なしにリビングにいる旦那わさお君にSOSラインをする。
「牛乳を少し温めてコップに入れて持ってきてほしい」
すると、何故か哺乳瓶に入れて持ってきた。
いこの気持ちとしては1週間前から卒業の為に準備をしてきたから哺乳瓶をあげたくはなかった。でも、わさお君的には緊急事態と思ったようで今日のところは仕方ないというつもりでの哺乳瓶だ。
対応してくれるだけいいか、とはるとに哺乳瓶を渡すとぐびぐびと飲み干してそのまま寝た。
夜中に魔の時間が始まる
そんなこんなで21時過ぎには落ち着き、寝入ったはると。しかし、夜中の1時に突然泣き始める。
日中いつもと違うことがあったり、興奮したりした日の夜にたまに軽い夜泣きをすることもあったので、今回もそのうちおさまるだろうと思って、トントンしたり、抱き寄せたりしていたが、落ち着くどころかどんどんひどくなっていく。
しまいにはギャーーーーと叫ぶような声に。
寝る前に泣かせ過ぎたかな。
様子としてはどこかが痛いとか具合悪い感じではないのは母親の経験則としてわかるので、落ち着くのをひらすら待つのみ、という感じでトントン、赤ちゃんが泣き止むオルゴールを流してみたり、電気を点けて目を覚まさせて一度リセットさせようとしてみたり、いろいろやってみたが収まる気配は全くない。
疳の虫(かんのむし)という言葉しか思い浮かばない状況。
尋常ではない泣き方で、何かに憑りつかれているかのような泣き方。
これは哺乳瓶を取り上げられたことによる夜泣きなのか。
たまたま偶然なのか。
あまりの泣き声と継続時間に別室で寝ているわさお君も起きてくる。
いこははるとをしっかり目覚めさせて正気を取り戻し、我に返させる為に寝室から煌々と電気のついたリビングまで連れて行き、目を覚まそうとするも気が狂ったように泣き続ける。手足をばたばたしたり、両手を口元に持っていったり、突然立ち上がって寝室に走っていこうとしたり。
とにかく何かに憑依されたような激しい言動を繰り返すはると。
里帰り中に、一度だけ同じような夜泣きをしたことがあったので慌てることはないが、わさお君にとっては初めてのこと。
夜中に泣き声で起こされたという事実と、泣き止まず苦しそうなはるとを前にいこに対して苛立ちを募らせている様子。
いことしては、哺乳瓶を卒業させた今、落ち着くのを待つしかないと思っていたが、わさお君は「ミルク(哺乳瓶)じゃない?」と言って、淡々とミルクを作る。
そして寝室でその哺乳瓶を与えたら、飲み切った後少しだけ泣いてから無事に寝入ってくれた。
哺乳瓶を卒業させる葛藤
いつも同じ年齢の子たちが 個人差はあれど どうやって成長していくのか、気になるところだが、ズボラないこは調べたりあまりしない。
哺乳瓶を無理やり卒業させるのは果たしてよいことなのか。
入眠儀式と精神の安定としてあった哺乳瓶でのミルクを取り上げない方がもしかしたらよいのか。いずれ子の方から「もういらない」となったりする日が来たりするのだろうか。
でも、もうフォローアップミルクを買う予定はない。
うちのタイミングとしては絶対的に『今』なのだ。
まだ、卒業して一日しか経っていないから、とりあえずはこのまま様子を見ていこうと思う。
【2020.2.11追記】1勝1敗1引き分け
哺乳瓶卒業の初日はさんざんで、毎日あんな風に夜泣きされたら…と思うと本当にこれから先に不安しかなかった。
次の日は、昼寝なしで早い夕方に寝落ちして朝まで起きなかった為哺乳瓶のいざこざはなかった。
そして3日目の今日、わさお君と作戦を立て挑んだ。
今までの入眠儀式になっていた哺乳瓶に替わるものとして、寝る前に牛乳を少し温めてマグカップで飲ませる、というものだ。
しっかりと説明もした。
「今日からは、寝る前には牛乳を飲もうね。お兄ちゃんになったからこれからはコップで椅子にお座りして飲むんだよ」
おりこうさんに、椅子にちょこんと座りマグカップを両手で持って飲んでいる。
そういえばいつの間にかコップも上手に持って飲めるようになったなー。
全部飲み干して、歯磨きが終わった後、寝室に大好きなブランケットを自分でひっぱって持っていく。
今日は眠いんだな。
いつもは長いと1時間はかかる寝かしつけも、今日は暗くしてからわずか数分で寝息を立てた。
なんとまあ、牛乳マグカップ作戦、大成功。
またひとつ成長を見せてくれたはると。
とりあえず、1勝1敗1引き分けだな。
【2020.3.21追記 1歳7か月現在】
哺乳瓶卒業もスムーズにいけそうな感じでいたところ、長引く風邪をひいてしまい哺乳瓶卒業が遠のいてしまった。
長引く風邪をひいてしまったことで外にも出られないから体力も使わず寝落ちすることもなければ、いつもの元気な時よりも20パーセント程機嫌が悪い日が続く。
特に夕方頃、眠くなってくるとぐずぐずにぐずり出す。いことしては入眠時、哺乳瓶は極力与えたくなかったが、その度にぎゃん泣きをされて体力的にも精神的にも削られるので、もうあきらめモードで「一生哺乳瓶くわえてるわけじゃないんだからいっか」という気持ちになってきた。
なのであれだけ哺乳瓶卒業にむけて入念な準備をしてきたが、現在は少しでもぐずりを見せたら即哺乳瓶に牛乳を入れて飲ませている。
これもお互いの精神衛生の為だ。