我が子の成長を願って、早いうちから読み聞かせを始めるお母さんも多いのではないでしょうか。
どうも。いこ です。
現在、生後5か月の赤ちゃんを持ついこが、60冊以上の絵本の読み聞かせを通して気付いた、【0歳の赤ちゃんに絵本の読み聞かせで意識するべき7つのこと】を紹介します。
1. 同じ絵本を繰り返し何度も読み聞かせること
大人の読書と一番違う点が、同じ本を何度も何度も読むというところではないでしょうか。
赤ちゃんは最初は絵を見て楽しみ、そして何度も何度も読み聞かせることでその絵本の楽しみ方を理解していくようです。
0歳児向けの本は音が繰り返されたり、同じ展開で少しずつ物語が進むものが多いです。
いないいないばあ、まてまてまてなど繰り返しが面白い本は、何度も読むことでその特質を理解して読めば読むほど楽しんでくれます。
いこは図書館で絵本を借りてきますが、10冊を貸し出し期間の2週間いっぱい借りて、何度も何度も読み聞かせてます。
最初は出来るだけたくさんの刺激があった方がいいのかな?と思って短いスパンで新しい本を借りて来てましたが、読み込むほどに反応がよくなることに気付いてからはある一定数の本を何度も読み聞かせるスタイルに変わりました。

2. 赤ちゃんの表情やしぐさ、視線を観察しながら読み進めること
本の好みによって驚くほど反応が違います。
視線や表情などを観察して読み進めることが、最大限に絵本を楽しんでもらうポイントじゃないかなと個人的には思います。
例えば右のページと左のページを何度も見比べているような時は、その絵の対比を味わい、分析している最中。
満足するまで見せてあげましょう。
開いたページの絵が気になって手を伸ばすようなしぐさをするときは思う存分触らせてあげるといいと思います。
部分的にいろいろな素材が使われている触って楽しむ絵本もあるので、そういうのも取り入れてみてもいいかもしれません。
絵本そのものに興味があって自分で持ちたいというしぐさをするときは、読み聞かせは中断してしまうけど、持たせてあげましょう。

絵本のサイズが赤ちゃんでも持ちやすいものもあるのでそういう絵本も何冊か用意するといいですね。
薄い紙の絵本は指を切ったりケガをすることもあるので、1ページ1ページが厚くて固いものがいいと思います。そうじゃないものを持たせてあげる時は目を離さないように。
図書館には布絵本なんかを置いているところもあるので、触りたいタイプの赤ちゃんは布絵本で触りながらの読み聞かせが刺激があって飽きずに楽しんでくれそうですね。
3. 恥ずかしがらず声の調子に変化をつけてあげること
0歳向けの絵本はストーリーを追うようなものではなく、音の感じ、リズム、抑揚など声を楽しむものが多いと思います。
少し大げさなくらいの調子で大きな声で読んでみたり、小さく声を落としてみたり、悲しそうな声、楽しそうな声など変化をつけて読んであげると、まだ意味はわからなくても声の表情から内容を理解しやすいかなと思います。
歌のおねえさんやおにいさんになったつもりで読み聞かせる側も楽しみましょう!笑

4. 興味が続く限り、出来るだけ読んであげること
0歳を対象とした本はページ数も少なくすぐに読み終わってしまうものが多いので、10冊くらいであれば読むのにもそんなに時間はかかりません。
その日の体調や機嫌などで集中力の持続時間も変わってくるので、表情や視線などを観察しながら興味が続く限りはお母さんの時間の許す限り付き合ってあげるといいと思います。
逆に、集中力が切れて、別の事に興味を示しているなら切り上げて興味を示していることをさせてあげましょう。
絶対一日○冊読まなきゃ!!という考え方は読み聞かせる側にも赤ちゃんにも負担になるのでやめましょう。
姿勢も集中力に関係しているかも
いろいろな姿勢で読み聞かせてみて、その子にとって心地よく集中できる姿勢を見つけてみるといいと思います。
お膝の上にお座りして読んだり、うつぶせで絵本を読むのが好きな子もいる。

時には寝転んで読むこともある。いろいろ試してみましょう。
5. 絵本の文字だけでなく、絵から読み取れることを言語化して伝えること
親子共々絵本に慣れてきたら、絵本の文字を読むだけじゃなく、絵本に描かれた絵を言語化して伝えてあげると、物語以外の認識を深めることができます。
「ねこさん黄色いくつはいてるねー」とか、
「○○ちゃんニコニコしてるねー」など。
特に絵本の中の色だとか、背景の細かい描写なんかを一緒に探したり見つけるつもりで声をかけてあげると、いろいろな絵本の楽しみ方を教えてあげられると思います。
6. 絵本の”余白”をつかって想像力をかきたてる声かけをしてあげること
赤ちゃんが泣いたり笑ったりしてるけど、特に理由なんかは書かれていない場面などで、
「○○ちゃん泣いてるねー、どうしたのかなー?眠いのかな?」とか、
「ねこさん黄色のくつはいて、おでかけだねー。どこに行くのかな??」など。
絵本の物語の余白をつかって想像させるような声かけをすることで、想像力が培われると思います。
0歳でも月齢が進むと、言葉は出てこなくても理解出来ることが増えていきます。
いろいろな声かけをして想像力を伸ばしてあげたいですね。

7. 何よりも親子のコミュニケーションを楽しむこと
いろいろ書きましたが親子のコミュニケーションを深めるツールとしての絵本読み聞かせだと思うので、一日○冊読まなきゃ、とかこうしなければいけない、とか考えすぎず、読み聞かせる大人も、赤ちゃんもハッピーということが一番だと思います!
1週間前に読み聞かせた本も次に読むときには反応が変わってたりするので、そういうことも含めて楽しんで絵本の読み聞かせができたらいいですね!
【番外編】テーマを決めて借りてくるのもおもしろい
絵本の読み聞かせ方とはまた別の話ですが、たまたま見たTEDの動画で【比較読書】という本の読み方を知りました。
比較と対照によって、ある内容の理解を深めるという読書方法です。
これをヒントに思いついたのが図書館で絵本を借りるときにテーマを決めて借りてみる、ということです。
絵本に慣れ親しんでいるベテランさんには当たり前のことかも知れませんが、新米母のいこにはかなり素敵な思いつきでした笑
例えば、その時の季節の本を借りてみる。
冬であるなら雪の物語や、冬のイベントであるクリスマスやお正月の絵本ばかりを集めて読んでみたり。
0歳であれば、動物が出てくる本ばかり借りてみるとか、のりものの本ばかり借りてみたり。
それにしても、かたつむりとてんとうむし、ぞう、らいおん、ねこなんかよく出てきます。
同じ動物が出てくるページを複数の絵本で開いて見比べて遊んでみるのもいいかも知れません。

そういう読み聞かせ方をすることで認識が深まりそうです。
まとめ
- 同じ絵本を繰り返し何度も読み聞かせること
- 赤ちゃんの表情やしくさ、視線を観察しながら読み進めること
- 恥ずかしがらず声の調子に変化をつけてあげること
- 興味が続く限り出来るだけ読んであげること
- 絵本の文字だけでなく、絵から読み取れることを言語化して伝えてること
- 絵本にある”余白”をつかって想像力をかきたてる声かけをしてあげること
- 何よりも親子のコミュニケーションを楽しむこと
以上、【 0歳の赤ちゃんに絵本の読み聞かせで意識するべき7つのこと 】を紹介させていただきました!
たくさんの絵本を読んであげて感性や想像力が豊か子に育てたいですね!
いこが読み聞かせを始めてから60冊読んだ絵本の中で反応のよかった絵本を5ヶ月の赤ちゃん 読み聞かせで好反応のおすすめ絵本紹介という記事で紹介しています!
ブッ飛んだ絵本をお探しの方は、長新太さんの絵本がおすすめです!
知る人ぞ知るクレイジー絵本作家、 長新太 にハマるも是非読んでみてください!