ノートが大好き – その裏に隠れた深層心理とは?




ノートが大好き。大好き過ぎる。

この気持ちはどこから来るのだろうか。

ノートへの飽くなき愛の起源

小学生の時からわさこはノートを愛してやまない。

あの新しいノートを使い始める時の高揚感といったら言葉では言い表せない。

まっさらなノートの一ページ目に筆を落とす瞬間、それはもうほとんど儀式のようだった。

あのすべすべした清らかで静謐な一ページ一ページ。

このノートとはどんなお付き合いになるのかなという期待と、最初の一筆で運命が決まるんだ、という半ば切羽詰まった気持ちとごちゃ混ぜになった感情がわさこの小さな胸を膨らませた。

そして、たくさん文字を書き込み書き込み、大切に育て上げたノートの最終形態もまた愛を感じる。

文字を書くことによってでこぼこしたそれぞれのページはもう完璧に重なり合うことはなく、ノートの厚みになる。

学んだことの軌跡を振り返る為にページをめくるとぱらぱらと乾いた音を立てる。

ノートを愛した分だけ、その質感がいとおしく感じられるのだ。

いつもいつの日も大好きなノート。

ノートが好き、というのはある種の性癖だと思う。

ノートに何を投影しているんだろう。

「ノートが好き 心理」で検索してみても知恵袋しか出てこない。

質問:

私は絵を描くのがとても好きで、時たま小説のネタなどふと思いついたりします。

それが影響しているのかは解りませんが、ノートを2、3枚もページを使わないうちにお店で気に入ったノートは何の用途に使うのかも決めずに買ってしまいます(--;)

単なる無題買いだろうが…と突っ込んだりしないで下さいね。

ノートが無性に好き、ということには一体どんな深層・心理が隠れては意味するのでしょうか?

回答:

ノートが好きな人の深層・心理は、ノートがその人の分身なのです。
絵を描いたり、小説のネタを考えた時、すぐに書けるように、いつも自分の傍において置きたいからです。
だから、何冊あっても、お気に入りのコレクションを沢山集めて、それを楽しんで満足していたいのだと思います。
自分の作品を時々観ては、自分の世界を楽しめるナルシストなのです。

感性豊かな芸術家に多い性質だと思います。

質問者からのコメント:

ありがとうございます!

そうだったんですね!
かなりスッキリしました!!

出典:yahoo!知恵袋

この回答を読んでも、わさこは質問者さんのようにスッキリはしない。

わさこも質問者さんのように用途の決まっていないノートを衝動買いしてしまうことがある。

回答には「読み返して悦に入るナルシスト」、「アイデアを思いついた時にすぐに書き留められるように傍に置いておきたい」など書かれているが、わさこはどちらにも当てはまらない。

いや、「読み返して悦に入るナルシスト」はたまにあるかもしれないけど、これと「ノートが好き」という感情は直結していない。

描き終えたノートにはもちろん愛着が湧くが、性癖的に好きなのは『まっさらな』ノートだからだ。

知恵袋で見たように、わさこ以外にもノートが好きでたまらない人種が少数存在するのは明らかになった。

サンプルが少なすぎて傾向も見極めようがないが、わさこが考えるノートフェチはノートそのものへの愛を持つ人であって、後から書き込まれた内容に執着するものとは違うのだ。

「ノートフェチ」でついでに検索してみると、けっこういた!!

しかも形状や質感にそれぞれのこだわりがあって、これぞノートフェチって感じだ。

  • A5までの大きさに限る
  • 表紙がしっかりしていて中の紙が薄く繊細なものがいい
  • 普通の大学ノートが一番グッとくる
  • 罫線が薄いグレーであること
  • 糸綴じであること
  • 背景に色やイラストがないこと
  • リングノートはだめ

などなどそれぞれにこだわりがある。

みなさんに共通していたのは、新しいノートに興奮を覚える性癖。いいね!いいね!!

おそらく「新しい」というところが鍵になるんだろう。

新しいノートに対する執着にも似た感情はいったい何なのか。

深く掘り下げて考えてみると以下に行き当たる。

冒頭でノートへの愛をお伝えした通り、あの新しいノートのすべすべした感触や、何も書かれていない清らかなあの佇まいから「新しい始まり」を想起するんだろう。

あの新学期の、春の、何か新しいことを始める時のわくわくした感情。

それがノートを初めて使い始めた小学生頃からプログラミングされていて、それが何度も何度も季節がめぐる度に増幅されて強化され、やがて大人になってもずっと残り続けているのだ。

だから、何もない時、必要ない時でも新しいノートに出逢う事で、あの春の日の匂いを嗅いだ時のように心は踊ってしまうんじゃないのだろうか。

それを手元に置いておくことでその感情をいつでも引っ張り出せるんだと、無意識に思っているからなのかもしれない。

大人になってから再発見するジャポニカの自由帳の素晴らしさ。

わさこはある年齢を境に、どんどん精神年齢が低下していき中二病のようになってしまった。

そして更に後退(?)は続き、10歳でぴたりと止まる。無敵の小5だ。

小5とは素晴らしい年齢だとわさこは思う。

いろいろな事に気付く感性も育ち始める、けれど無邪気な好奇心の止まらない年齢、それが小5なのだ。

大人への階段は小6から始まる。小5までは生まれてから、ぎりぎりフラットなのだ。

そんなわさこは人の誕生日によくプレゼントにプラスアルファでジャポニカ学習帳の自由帳を贈る。

メッセージはまさに「stay green」だろう。

あの瑞々しい感性、好奇心を忘れないでほしい。自由帳にいろいろ書いて描いていたあの時の気持ちはいつだって蘇らせることが出来るんだよ!という気持ちを込めて贈るのだ。

贈られた友人たちは怪訝な顔をしているが、自己満足でいいのだ。

ノートが好き。大好き。こう言っている今も新しいノートの事を想うと、恋に似た気持ちに胸がきゅんとなってしまうのだ。