やらなきゃいけない事がある時に、何故か別の事をしてしまうことってないだろうか。
テスト勉強前に、いつもはやらないくせに机を片付けたくなるあの現象をセルフハンディキャッピングというそうだ。
いこは学生時代要領がよく、そんなに勉強しなくともまぁまぁいい点が取れた。
でも、やっぱりテスト勉強となると「やらなきゃ」という気持ちがあったけど、なんだかそわそわして別のことをしてしまったりするんだよね。
やらなきゃいけない事を後回し
今はテスト勉強なんてないけど、これは生活の至る所に見られる心理現象だと思う。
その名も『セルフハンディキャッピング』。
ただただ自分がだらしなく、個人的な行動の癖だと思っていた学生時代。
それにセルフハンディキャッピングという名がついており、立派な心理現象だと知っていたら…人生何か変わっていたんだろうか…。
いや、何も変わりはしないだろう。きっといこはしなくてはいけない事を目の前に全くどーでもいいその時じゃなくてもいい事をやってしまうんだろう。
セルフハンディキャッピングとは?
そもそもセルフハンディキャッピングとは、具体的にはどのように説明されるのだろうか。
Wikipediaによると
セルフ・ハンディキャッピング(Self-handicapping)とは、自分の失敗を外的条件に求め、成功を内的条件に求めるための機会を増すような、行動や行為の選択のことを指す概念。エドワード・E・ジョーンズらによって提唱された。自分自身にハンディキャップを付けること、という意味である。
要は何か成果を出さなきゃいけない状況になったときに、失敗してもヘコまない為に無意識に失敗の原因を作ったりすることなのだ。
これには獲得的セルフハンディキャッピングと主張的セルフハンディキャッピングの2種類がある。
獲得的セルフハンディキャッピングは、テスト勉強でいうところのゲームをしたり片付けを始めたりしてしまう、外的要因を拵えるタイプ。読んでなかった本をおもむろに読み始めたりね。
主張的セルフハンディキャッピングとは「私何故かゲームやっちゃってさー、バカだよね。赤点だわ、きっと」とか「朝起きてからやろうと思って早く寝たんだけどさー、結局起きれなくて何もやってないわー」とか、外的要因を拵え、実行した後に周囲に吹聴してまわるタイプの。
こう見ると2種類ってより、2段階構造って感じですな。
まずは外的要因を作って自分自身を欺いて、それから周囲にも失敗しても評価を下げない為の根回しをする。
そんな機能(心理現象)が人間にはデフォルトで搭載されていると思うとやんなっちゃう。
今もなお、日々常々セルフハンディキャッピング。
それにしても本当に学生時代のいこを見るようだ。
そして人間てーのはそうそう変わらない。学生時代から15年以上経った今も同じようなことをしてる気がする。
心が乱れてくると部屋も乱れるのは同意してくれる人がいるかもしれない。
そーゆう時は目の端にどこかの散らかりや汚れを気にしながら、別のことをやってからあそこの掃除に取り掛かろうとかってな具合に後回しにしてしまうこともある。
それは失敗とか成功とか関係ないけど、なんなんだろうね。
一度負のスパイラルに入ると慣性の法則が働くように、自分の行動も負のスパイラルに居続ける選択をしてしまうことが多い。
まだそれを客観的にわかっている自分がいるから、抜け出せる手立てがあるけど、そこにどんハマりしてしまったら恐いわー。
今度しっかりセルフハンディキャッピングの克服法を調べてみよーっと。