結婚し、東京に移住してきて丸二ヶ月が過ぎた。
ドライなわさこは結婚に夢を見ていたわけではなかったけど、認識の違いでぶつかることも多々ある。
それがお金の事になると本当に嫌気がさす。
いろんな家庭があって夫婦それぞれで事情は違うかも知れないけど、わさこと旦那わさおくんは生活費の負担割合を決めるときに少し揉めたので悩める夫婦達のひとつのサンプルになればと思ってこの記事を書くことにしました。
わさこ家のお財布事情
わさこ家は、よくある『奥さんが財布を管理して旦那さんおこづかい制』のようなシステムを導入していない。
共同の貯金はすることに決めたが、残ったお金は本人の自由。
わさおくんはけっこうお給料もらっているらしいんだけど、給料額を明かさない。
普通の夫婦間ではありえないことかも知れないけど、わさこ家ではお互いの貯金額も明かさないようにしている。なんでって言われたら、その方がお互いに都合がいいとしか言えないけど(笑)
生活費の負担割合
移住前に、新居の近くに求人があるのを知り、そこでパートとして働くことを決めたわさこ。
時給は良くもなく悪くもなくといった感じだったが、何よりも徒歩圏内ということに魅力を感じて、わさおくんに相談してみたところ「いいんじゃない」との返事が。
面接を受け、無事仕事が始まり、いざ初給料。額面を見て愕然(韻踏んだよ)。
わさこの仕事は福利厚生がしっかりしている分引かれるものも多く、2万近く引かれての額面はだいぶ寂しい。
そこで、生活費の負担割合の話になるわけですよ。
うちの場合、家賃はわさおくんが多めに支払う。
それ以外の食費、もろもろの生活費、光熱費は折半。
外食に行くときはわさおくんが出してくれる。
そんな感じで計算してみるとわさこ、パートの給料だと生活費引いたら遊ぶお金どころか、貯金するお金さえほぼ残らない。
生活費の負担割合を話し合う前に仕事を決めてしまったのが落とし穴だった…。
しかもパートの仕事の相談をしたときの「いいんじゃない」の一言がわさこの中では「パートでいいんじゃない」=「収入は家計の足しになればいいくらい」という変換が起こり、勝手に生活費の負担ももう少し少ないものだと勝手に思い込んでいたのだ。
それも光熱費なんかは生活してみないとどのくらいかかってくるかわからなかったし、いろいろ計算がしっかり出来ていなかったことも二人の認識のズレの原因になっていたんだと思う。
でも、こんなに負担割合が大きいなら選ぶ仕事も違ってきたのに…という不満もあるよね…。
引越の諸費用
新居に引っ越す際の引越費用、家具はほぼ100パーセント負担してくれた。
新生活にかかるお金がドカンと消えたわさおくんはフラストレーションが溜まっていた様子。
ある日、テーブルの買い替えについて二人で話し合っていた時のこと。
リビングともう一部屋のテーブルのうち、ひとつをわさこに買ってと言ってきた。
その時に貧乏なわさこは一瞬すごく嫌な顔をしてしまい、それがケンカの発端になった。
「俺がほとんど引越費用から家具から負担したんだから、ひとつくらい何か買ってくれてもいいじゃん」
わさおくんの言い分はごもっとも。でも収入の少ないわさこは財布の紐をがっちり固結びしてほどきたくなかった。確かにケチくさいのは自分でも重々承知、でもお金の不安がわさこにそういう反応をさせたのだ。
収入格差でできる関係の不均衡。
きちんと話し合うべきお金の事を話しにくいからと先延ばしにした結果、無駄な認識のズレを作ってしまったことは反省。
なんせ結婚生活一年生の二人なので、わからないことだらけだし、ひとつひとつ潰して価値観を擦り合わせていくしかないんだけど。
今回の新居引越や生活費の負担割合の件で揉めた事で、わさこが妊娠とかして働けなくなった時の事を想像したら、どうなっちゃうんだろって不安になった。
もちろん、新居を決めるときもわさこが働けなくなっても払える家賃で探したし、全ての生活費はわさおくんが賄ってくれる。
でもお財布を分けているってことは、わさこが友達とランチしたい…ってなった時にわさこの貯金を切り崩していくしかないってことだよね?
じゃあ立て続けに子供産んで3~4年働けなかったりしたら、貯金は減り続けるの?
お金をもしもらってランチに行こうものなら、主従関係になってしまう…とか。
わさこの性格的に対等な立場でいられないのは辛い。
そこで、今家にいながら出来る仕事がないかと模索中なんだけどね。
本当、お金のことってめんどくさい。でもしっかり取り決めてかないとさらにめんどくさいことになる。
新婚生活3ヶ月目に突入して思うことでした。